
知的な、厳しい選択眼をもった、凛とした女性に対して色などで女性らしさや媚を表現するのではない、潔さをあらわしました。
デザインはシンプルですが、質感や光などで、上質さや効果感をあらわしています。
ロート製薬の、肌の本質を捉えようとする、まっすぐな研究姿勢というのもあらわしています。
一番こだわったのはキャップの形です。一つは、クリームをすくいとる指の動きを、一つは、キャップをあけしめするときの指のかけかたを、形どっています。肌をいつくしみ、大事にケアをしていく、手の動き、所作を表現しました。これによって、シンプルでドクターズっぽくなりがちなスッとしたまっすぐな容器の中で、有機的な曲線を唯一出すことができていて、使う楽しさや、優雅な気持ちを引き出すことを考えて作りました。
あとは二重構造。内側からの光をキレイに外に出し、エピステームが目指す肌を表現。プラスチックで、重たくなく、二重にして、そして大きくなりすぎず、きちんと片手で持てるサイズで容量を確保しようとすると、構造的に難しく、何度もトライ&エラーを繰り返して作りました。半透明のすりガラス状のプラスチック表現も、絶妙な光の差し加減を調整しています。
アートディレクター 八木保 氏

1984年、ESPRITのアートディレクターとして渡米。ダイナミックなグラフィックデザインによってESPRITの企業イメージを高め世界的に高く評価される。1991年、Tamotsu Yagi Designをサンフランシスコで設立。イタリアのBENETTONの香水ボトル、TRIBUのデザインは1994年のClio Awardを受賞。また、Apple Storeのコンセプトデザインコンサルタントを行うなど建築家とのコラボレーションも多い。国内ではUNTITLEDやINDIVIなどのビジュアルアイデンティティーも手掛けている。
